建設したアパートなどの施工不備が問題となり、業績が悪化している、レオパレス21が、1000人規模の希望退職の募集を検討していることがわかりました。
会社は、近く、ことし3月期の業績予想を下方修正し、最終的な赤字の額はこれまでの想定よりさらに拡大する見込みです。
レオパレス21は、アパートの耐火構造が法律の基準を満たさないなどの施工不備が見つかり、この問題への対応で改修工事などの費用が膨らんだことに加えて、アパートの入居率が低迷していることから、業績が悪化しています。
会社は、ことし3月期の決算で最終的な損益が304億円の赤字となると想定していましたが、関係者によりますと、近く、業績予想を下方修正し、最終赤字の額はさらに拡大する見込みです。
業績の悪化に伴い、会社は、社員全体の18%にあたる1000人規模の希望退職の募集を検討しています。
一連の施工不備の問題を受けて希望退職を募集するのは初めてとなります。
-- NHK NEWS WEB