楽天は、新たな通信規格、5GのシステムをNECと共同で開発して、来年中に実用化するとともに、海外の通信会社などへの販売も目指すことを明らかにしました。
発表によりますと、楽天とNECは、高速・大容量の新たな通信規格、5Gの分野で協業し、通信の制御などを担う設備を共同で開発するということです。
こうした5Gのシステムを来年中に実用化し、楽天が今後始める国内のサービスに活用するだけでなく、海外の通信会社などにも販売を目指すということです。
楽天は、ことし4月に本格参入した携帯電話事業で、専用の通信機器の使用を抑えて汎用性(はんようせい)の高い機器を使ったり、通信処理をクラウドで行ったりする低コストのネットワークを開発していて、5Gでも同様の取り組みを進める方針です。
楽天は「海外の通信事業者からすでに問い合わせが来ていて、日本や世界で信頼性の高い5Gシステムの提供を目指していく」と話しています。
-- NHK NEWS WEB