日系自動車メーカーの中国での5月の新車の販売台数は、大手4社のうち3社が、去年の同じ月を上回りました。このうち2社は、伸び率がふた桁となっていて、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から、一転して好調な販売となっています。
日系の自動車メーカー各社は4日までに、5月の中国での新車の販売台数を発表しました。
それによりますと、トヨタ自動車の販売台数が16万6300台と去年の同じ月を20.1%上回ったほか、マツダが2万2886台と31.6%増えて、いずれもふた桁の伸びとなりました。
また、日産自動車も去年の同じ月を6.7%上回る13万16台となり、3社で販売台数がプラスとなりました。
一方、ホンダは13万4230台と、去年の同じ月を1.7%下回ったものの、減少率は、4月と比べて8ポイントあまり改善しました。
日系各社の販売台数は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2月に大きく落ち込んだものの、地方政府が新車の買い換えに補助金を支給するなど、市場のてこ入れをはかったことなどもあって急速に回復しています。
-- NHK NEWS WEB