システムトラブルで運用が中止され、5日に再開したばかりだった「雇用調整助成金」のオンライン申請が、午後3時ごろから再び利用できなくなっています。厚生労働省が原因を調べていますが、今のところ復旧のめどはたっていないということです。
「雇用調整助成金」は、売り上げが減少しても企業が従業員を休ませて雇用を維持した場合に国が休業手当の一部を助成する制度で、厚生労働省は新型コロナウイルスの影響で休業を余儀なくされた企業を対象に制度を拡充するとともに、手続きを簡素化するため、先月20日からオンライン申請の受け付けを始めました。
ところが、受け付け開始直後に、登録者に個別に割りふられるはずのIDが、複数の人で同じになるトラブルが発生したため、運用をいったん中止して、システムを改修したうえで、5日正午から再開していました。
しかし、厚生労働省によりますと、午後3時ごろから再びシステムのトラブルが発生し、利用できなくなっているということです。
厚生労働省が原因を調べていますが、5日中の復旧は難しく、今のところ再開のめどはたっていないということです。
-- NHK NEWS WEB