アメリカで黒人男性が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件を受けて、人種差別への抗議の声が高まるなか、バスケットボールで世界的なスター選手だったマイケル・ジョーダンさんらが人種差別の問題に取り組む団体におよそ110億円を寄付すると明らかにしました。
ジョーダンさんとスポーツメーカー「ナイキ」のブランド「ジョーダン」は5日、声明を発表し、人種差別の問題に取り組む団体に10年間で1億ドル、日本円でおよそ110億円を寄付すると明らかにしました。
ジョーダンさんは先月31日に出した声明で、事件について「私は深く悲しみ、傷つき、率直に怒りを覚えている。根深い人種差別や有色人種に対する暴力に反対する人たちを支持する。もうたくさんだ」と訴えていました。
スポーツ界ではジョーダンさんのほかにも同じような動きが相次いでいて、NBA=アメリカプロバスケットボールのネッツとキャバリアーズの選手が黒人の若者を支援する団体などへの寄付を、また大リーグを代表するピッチャーのジャスティン・バーランダー投手が教育団体への寄付を表明しています。
-- NHK NEWS WEB