国会の会期末が来週17日に控える中、新型コロナウイルス対策の第2次補正予算案が8日、審議入りします。10日には衆議院予算委員会で採決が行われることになっていて、参議院での審議も経て、今週中に成立する見通しです。
政府は、新型コロナウイルス対策で、一般会計の追加歳出が総額31兆9114億円となる今年度の第2次補正予算案を8日、国会に提出します。
そして午後には安倍総理大臣も出席して衆参両院で本会議が開かれ、財政演説と各党の代表質問が行われ、審議に入ります。
財政演説で麻生副総理兼財務大臣は10兆円の予備費について野党側が使途を明確にするよう求めていることを受けて、このうち5兆円程度は生活支援や事業継続、それに医療提供体制の強化などに充てると説明する方針です。
代表質問で、与党側は、ワクチンの開発を含め医療提供体制の充実や、雇用を維持するための取り組みなどについて聞くことにしています。
一方、野党側は、中小企業などに対する持続化給付金や、観光などの消費喚起策の事務委託の在り方などについて追及することにしています。
第2次補正予算案は9日と10日、衆議院予算委員会で安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して質疑が行われたあと採決されることになっていて、参議院の審議も経て今週中に成立する見通しです。
-- NHK NEWS WEB