8日の東京株式市場は買い注文が広がって、日経平均株価の終値は6営業日連続で値上がりし、およそ3か月半ぶりに2万3000円を回復しました。
日経平均株価、8日の終値は先週末の終値より314円37銭高い、2万3178円10銭となりました。
終値で2万3000円を回復するのは2月21日以来およそ3か月半ぶりで、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界各国の株式市場で記録的な株安が始まる前の水準まで戻りました。
また、東証株価指数=トピックスも6営業日連続で上昇し、18.24上がって、1630.72となりました。
1日の出来高は17億307万株でした。
市場関係者は「各国の政府や中央銀行による景気の下支え策に加えて、先週末アメリカで公表された失業率の結果が改善したため世界経済の先行きに対する期待感が広がって8日も株価が上昇した。株価の上昇スピードは想定よりも早く、東京市場では、記録的な株安前の水準まで株価がもどったため、当面の利益を確保しようと手持ちの株式を売る動きも出やすくなるだろう」と話しています。
-- NHK NEWS WEB