新型コロナウイルスの影響で、観光客が大きく落ち込んでいる鳥取県境港市の「水木しげるロード」では、妖怪をモチーフにしたフェイスシールドで観光客を迎えようという取り組みが始まりました。
安心して街を訪れてもらおうと、境港市のまちづくり団体などが企画し、希望する土産物店などにフェイスシールドを配り、店ごとに好みのデザインを施しています。
あしらわれているのは「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの「砂かけばばあ」や「一反木綿」など漫画家、水木しげるさんの作品にちなんだキャラクターたちです。
このうち地元の酒造会社では、直営店のスタッフが疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」の装飾を施したフェイスシールドをつけて接客していました。
地元の70代の買い物客の女性は「接客する相手の顔が見えますし、安心して買い物できます」と話していました。
企画した境港市の「大正町水木ロードまちづくりの会」の西尾晃平さんは「感染予防をしていることをアピールするとともに、こんな取り組みをする楽しいまちであることも多くの人に知ってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB