ホンダは外部からのサイバー攻撃によって、アメリカの主力工場の生産管理システムがウイルスに感染し、生産停止が続いていることを明らかにしました。
ホンダは、外部からのサイバー攻撃によって8日、社内のネットワークに障害が起き国内や海外の工場で一時、出荷や生産に影響が出ました。
会社によりますと、このうちアメリカのオハイオ州にある主力工場では、車の生産ラインを管理するシステムがウイルスに感染したことが確認され、システム障害が続いているということです。
このため、この工場は10日も稼働を取りやめ、今週中の再開を目指して復旧作業を急いでいるということです。
一方、国内では、すでに工場の出荷を再開していて10日朝、従業員のパソコンの使用制限も解除しました。
ただ8日、社内のサーバーにアクセスしたパソコンを中心に、ウイルスの感染が確認されているということで、詳しい状況の把握を急いでいます。
ホンダは3年前にも埼玉県の工場でサイバー攻撃を受け、およそ1000台の自動車の生産に影響が出ました。
-- NHK NEWS WEB