11日のヨーロッパの株式市場は、世界経済の低迷が長期化することへの懸念が再び強まり、パリやドイツのフランクフルト市場では、4%を超える大幅な値下がりとなりました。
11日のヨーロッパの株式市場は、前日にアメリカの中央銀行にあたるFRBが景気の早期回復に慎重な見方を示したことで、世界経済の低迷が長期化することへの懸念が再び強まり、全面安の展開となりました。
主な市場の株価指数は、前日の終値と比べて
▽パリ市場で、およそ4.7%、
▽ドイツのフランクフルト市場で、およそ4.5%、
▽ロンドン市場でおよそ4%、それぞれ値下がりしました。
市場関係者は、「各地の経済活動の再開を受けて先行きを楽観視していた投資家の心理が、FRBの厳しい景気認識によって冷やされる結果となり、リスクを避けようという動きが強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB