12日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が長引くとの見方が強まり、売り注文が広がって日経平均株価は大きく値下がりしています。
12日の東京株式市場は、11日のニューヨーク市場でダウ平均株価が記録的な値下がりとなったことを受けて取り引き開始直後から全面安の展開が続き、日経平均株価は一時600円を超える急落となっています。
東京市場に続いて取り引きが始まったアジア各国の株式市場でも値下がりしています。
東京市場では経済活動の再開への期待感から今週半ばまで株価の上昇が続き市場関係者からは過熱ぎみだという指摘も出ていました。
市場関係者は「株価の急ピッチな上昇と実体経済の現状には大きな隔たりがあったが、アメリカで感染拡大のいわゆる第2波への懸念も強まる中で、実体に見合った株価の水準を探る調整局面に入った」と話しています。
-- NHK NEWS WEB