11日のヨーロッパ、それにニューヨークの株式市場は東京市場の下落を受けて、いずれも大幅な値下がりで取り引きされています。
このところ、回復基調だった株価ですが、景気の先行きへの懸念からいったん利益を確保しておこうという売り注文が広がっています。
ヨーロッパのロンドンやドイツ・フランクフルト市場でも日本時間の午後10時半現在、ともに前の日に比べて3%を超える大幅な値下がりとなっています。
11日の東京株式市場での大幅下落の流れが欧米市場に引き継がれ、さらに下落率を広げています。
市場関係者は「10日、記者会見したアメリカFRBのパウエル議長が景気の先行きに慎重な見方を示したことで、改めて先行きへの懸念が意識されている。このところ、上昇基調が続いてきただけに、下落幅も大きくなっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB