12日の東京株式市場、新型コロナウイルスの影響が長期化するのではないかという懸念が強まり、日経平均株価は一時、600円以上値下がりしました。
12日の東京株式市場は取り引き開始直後から全面安の展開となり、午前中、日経平均株価は一時680円を超える値下がりとなりました。
午後に入ると買い戻しの動きも出て、結局、日経平均株価の終値は11日の終値より167円43銭安い2万2305円48銭。東証株価指数=トピックスは18.24下がって、1570.68。1日の出来高は、19億416万株でした。
株価が値下がりしたのは、11日のニューヨーク市場でいわゆる第2波に対する懸念などからダウ平均株価が記録的な値下がりとなり、投資家の間で感染拡大の影響が長期化することへの懸念が強まったためです。
市場関係者は「東京株式市場では今週半ばまで株価の上昇が続き、実体経済とかけ離れているという指摘も出ていたが、投資家の間で再び警戒感が強まった。当面は不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB