都道府県をまたぐ移動の自粛が段階的に緩和される中、新型コロナウイルスの影響で減便していた九州新幹線と山陽新幹線が13日、通常ダイヤに戻るなど、鉄道や航空業界で、減らしていた本数を回復させる動きが広がっています。
緊急事態宣言が解除されたあとも続いている、首都圏の1都3県や北海道との間の移動の自粛は、今月19日以降は解除される見通しです。
こうした中、本数を減らして運行していた九州新幹線と山陽新幹線は、13日から臨時列車を除いて通常ダイヤに戻したほか、北海道新幹線も来月1日に通常ダイヤとなります。
JR各社は東海道新幹線など、ほかの新幹線も需要の回復を見ながら運行本数を増やすことを検討しています。
一方、空の便でも日本航空が今月15日以降、羽田や大阪を発着する便を中心に、国内線の運航を再開する計画で、運休や減便の割合は現在の7割程度から5割程度にまで回復します。
また、今月19日からは格安航空会社のピーチ・アビエーションが、すべての国内路線で運航を再開するほか、スカイマークも運航本数を増やす計画です。
鉄道や航空各社は新型コロナウイルスの影響で、利用客が激減して業績が悪化しており、感染防止対策を強化しながら、徐々に通常の状態に戻していきたいとしています。
-- NHK NEWS WEB