新型コロナウイルスの影響で来店客の減少が続く衣料品や化粧品の販売会社の間では、販売員が動画やチャットなどで商品の魅力を説明する「オンライン接客」を強化する動きが広がっています。
国内外で1300の店舗を展開するアパレル会社では、店舗のスタッフらがSNSのライブ配信機能を使ったオンライン接客に取り組んでいます。
スタッフがおすすめのコーディネートを提案し、客からの質問にはリアルタイムで答えます。
アダストリアの広報担当者は「全国のお客様から、感想とか、実際に買いましたとか、リアルタイムな報告をいただけるので手応えがあります」と話しています。
アパレル大手のTSIホールディングスではグループの化粧品販売の会社で、店舗の販売員がオンライン上でリアルタイムで接客するアプリを使ったサービスを始めました。
通販サイトを閲覧した利用者が店舗の販売員に自由に質問することができ、化粧品の使い方なども販売員が撮影した動画などを通じて知ることができます。
会社では今後、アパレルでも同様のサービスを導入する計画で、新型コロナウイルスの感染拡大を機にオンラインでの接客を強化する動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB