新型コロナウイルスの感染防止でいわゆる“3密”の解消が課題になっているため、スーパーなどで買い物客がスマートフォンで商品のバーコードを読み取れば、レジに並ばずに支払いを済ませる「スマホレジ」の導入が広がっています。
首都圏の食品スーパー、カスミは、今月中に東京、埼玉、千葉それに茨城の18店舗でスマホレジを導入する予定です。買い物客が自分のスマートフォンに専用のアプリを入れ、商品のバーコードを読み取って、決済する仕組みで、レジに並ばずに支払いを済ますことができます。
もともと新型コロナウイルスの感染拡大前から導入を検討していましたが、スーパーでのいわゆる“3密”を避けたいという買い物客の関心が高まっているため、導入を急ぐことにしました。
スマホレジは複数のメーカーが製造し、東京 大田区のメーカーの製品は先月まで1社しか導入されていませんでしたが、今月以降、10社以上の食品スーパーへの導入が決まったということです。
寺岡精工リテイル事業部の名久井隆徳係長は「スマホで買い物をしたうえで、マイバッグを使えばレジ待ちや袋詰めの時間を短くすることができる。密を避けることが買い物の常識になるよう広めていきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB