15日の東京株式市場は、午後に入って一段と売り注文が広がり日経平均株価は、774円余り急落して取り引きを終えました。経済活動を再開した国で新型コロナウイルスの感染の第2波が懸念されたためです。
日経平均株価、15日の終値は先週末の終値より774円53銭安い、2万1530円95銭となりました。終値で2万2000円を下回るのは、先月29日以来、およそ2週間ぶりです。
また、東証株価指数=トピックスは39.90下がって、1530.78となりました。
1日の出来高は、13億6392万株でした。
一方、大阪取引所では、値幅が大きく変動したことから「東証マザーズ指数」の先物の取り引きで、午後2時4分から10分間、売買を一時中断する「サーキットブレーカー」と呼ばれる措置がとられました。
市場関係者は「感染の第2波によって、万一、経済活動の大幅な制限が再び必要になれば景気の先行き不透明感が一段と高まるとの警戒感が強まり、午後に入ってアジア各国の株式市場でも株価が軒並み下落し東京市場でも売り注文が加速した。市場では、15日の欧米の株式市場の株価の動向が注目されている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB