16日午後、横浜港に停泊している大型クルーズ船『飛鳥2』で火事があり、現在も消火活動が続いています。警察や消防によりますと、客は乗っておらず、これまでのところけが人の情報は入っていないということです。
16日午後1時半ごろ、横浜港の大さん橋に停泊している大型クルーズ船の「『飛鳥2』から煙が出ている」と消防に通報がありました。船の上部の辺りから灰色の煙が上がり続け、船の関係者とみられる多くの人が集まって放水などを行っています。
横浜市消防局は、消防車など30台以上を出して消火活動を続けているほか、海上保安部も巡視艇を出して消火に当たっています。
横浜市や船会社によりますと、『飛鳥2』は新型コロナウイルスの影響で運航が取りやめとなり、ことし4月1日からこの場所に停泊していて、乗客はいないということです。
これまでのところ、けが人の情報は入っていないということで、警察などが詳しい状況を調べています。
「飛鳥2」は、横浜市に本社を置く郵船クルーズが所有する全長およそ240メートル、およそ5万トンの日本最大クラスのクルーズ船で、436の客室を備えているということです。
-- NHK NEWS WEB