16日の東京株式市場は、午後に入って一段と買い注文が広がり、日経平均株価は1051円余り値上がりして、取り引きを終えました。
日経平均株価、16日の終値は、15日より1051円26銭、高い2万2582円21銭となりました。値上がり幅はことしに入って3番目の大きさです。
東証株価指数=トピックスは62.67上がって、1593.45。
1日の出来高は15億5476万株でした。
株価が大きく値上がりしたのは、景気の下支え策として、アメリカのトランプ政権が大規模なインフラ整備の計画を準備していると伝わったことや、日銀の企業の資金繰り支援の枠組みが110兆円規模に増えたことで、景気の先行きに対する期待感が強まったためです。
市場関係者は「きのうまで3営業日連続で値下がりし、下落幅が1500円を超えていた東京市場では、値下がりしていた銘柄を買い戻す動きが加速した。ただ、東京をはじめ経済活動を再開した国では、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波への懸念が根強く、当面、不安定な値動きとなりそうだ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB