16日のニューヨーク株式市場は、先月の小売り業の売上高が大きく回復したことから、ダウ平均株価は、500ドルを超える大幅な値上がりでした。ただ、100ドル単位で乱高下する場面もあり、安定しない値動きが続いています。
16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて526ドル82セント高い、２万6289ドル98セントでした。
この日は、取り引き開始前に発表されたアメリカの先月の小売り業の売上高が前の月に比べて17.7％の増加と、市場の予想を大きく上回ったことから、景気の先行きへの期待が広がり、小売り関連銘柄などを中心に幅広く買い注文が集まりました。
ただ、一時は、前の日に比べ800ドルを超える値上がりを記録したものの、ＦＲＢのパウエル議長の議会証言が始まると、100ドル単位で乱高下するなど、安定しない値動きとなりました。
市場関係者は「投資家の間には、景気の先行きへの期待と、新型ウイルスの感染再拡大への懸念が交錯していて、当面は一喜一憂するような動きが続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB
