生命保険大手の明治安田生命は、保険の営業担当者を今年度1000人程度増員することになりました。新型コロナウイルスの影響で雇用環境が悪化していますが、積極的な採用で優秀な人材の確保につなげたい考えです。
明治安田生命は、契約者のもとを訪問したり電話をしたりして保険商品の営業をする職員が全国でおよそ3万3000人います。
新しいタイプの保険商品が増え、営業力の強化が必要になったため、ここ数年、毎年500人程度増やしてきましたが、今年度は1000人程度、増員する計画です。
会社では新型コロナウイルスの影響で雇用環境が悪化する中、ほかの業界からの転職を考える人を中心に積極的に採用し、優秀な人材を確保したい考えです。このほか会社では、顧客のデータ入力などを担当している契約社員について、来年度から希望すれば全員を正社員として採用する方針です。
生保業界では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言が出ている間は営業担当者による訪問営業を一時見合わせていました。現在は営業を再開し、人手が足りないという保険会社も多く、今後、採用を増やす動きが業界で広がる可能性があります。
-- NHK NEWS WEB