家電量販店大手のヤマダ電機の傘下に入り経営再建中の家具販売大手、大塚家具のことし4月までの16か月間の決算は、最終損益が77億円余りの赤字と、4期連続の最終赤字となりました。
家具販売大手の大塚家具は、去年12月に家電量販店大手のヤマダ電機の傘下に入り、経営の立て直しを進めてきました。
大塚家具は去年、決算期を12月期から4月期に変更していて、19日、去年1月からことし4月までの16か月間の決算を発表し、最終的な損益は77億円余りの赤字となり、4期連続の最終赤字でした。
これについて会社は、来店客数の落ち込みが続いていることに加え、需要が伸びる春に新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休業となり、売り上げが大きく落ちたためだと説明しています。
会社によりますと、ことし4月から5月にかけての売り上げは前の年の同じ時期に比べ3割ほど落ち込んでいて、現段階では合理的な予想は難しいとして、来年4月期の業績見通しは「未定」だとしています。
今後はヤマダ電機の商品を置く店舗を拡充するなどして、経営の立て直しを図る方針です。
-- NHK NEWS WEB