パワハラや長時間労働などの悩みに弁護士が答える無料の電話相談が20日、全国一斉に行われています。
この電話相談は過労死の問題に取り組む弁護士グループが、毎年で実施しています。
20日は全国28の都道府県で一斉に行われ、東京の事務所では午前10時に受付が始まりました。
アパレル関係の職場で働く人の家族からは人手不足で長時間労働となり、脳卒中で倒れたという相談が寄せられ、弁護士が労災の手続きについてアドバイスしていました。
パワハラをめぐっては今月から企業に防止対策が義務づけられるなど対策が進められていますが、労働局に寄せられる相談は年々増加し、深刻化しています。
相談にあたっている川人博弁護士は「新型コロナウイルスの影響で忙しくなった職場からは、長時間労働だけでなくパワハラに関する相談が多く寄せられている。労働者や家族、友人などどんな方でもまずは相談してほしい」と話していました。
また、ことしは新型コロナウイルスに感染し、労災が疑われる事案についての相談も受け付けています。
電話相談は一部の地域を除いて20日午後3時までで番号は、東京の中央窓口が0120ー777ー035で、必要に応じて各地の窓口を紹介しています。
-- NHK NEWS WEB