新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、家庭で栽培がしやすいハーブの種などの売り上げがインターネット販売で大きく伸びていることが分かりました。種苗メーカーでは「在宅の時間が増えたことで園芸の経験の浅い人が趣味として始めているのではないか」と分析しています。
横浜市に本社がある野菜などの種や苗をつくる大手メーカー「サカタのタネ」によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が広がった3月以降、野菜や花、果物の種や菜園用の資材のインターネット販売が好調で、去年に比べ3月が17%、4月が10%、5月が17%、売り上げが伸びているということです。
特に、自宅で栽培しやすいバジルやパクチーといったハーブの種が人気なほか、家庭用の鉢や土も好調だということです。
また、メーカーが運営する店舗でも、初心者向けの種や土をセットにした商品が人気を集めているということです。
種苗メーカーの担当の清水俊英部長は「外出自粛で在宅の時間が増えたことで園芸の経験の浅い人たちが趣味として始めているのではないか」と分析しています。
店舗を訪れた相模原市の50代の男性は「去年は花を苗から栽培しましたが、ことしは自宅で過ごす時間が長いので種から育ててみようと購入しました」と話していました。
-- NHK NEWS WEB