北海道を中心にコンビニチェーン「セイコーマート」を展開する「セコマ」は、全国の小売店でプラスチック製のレジ袋の有料化が義務づけられる来月以降も、当面、無料とする方針を決めました。
プラスチックごみを減らすため、国の制度に基づいて、来月1日から全国の小売店で、レジ袋の有料化が義務づけられます。
こうした中、北海道内を中心にコンビニチェーン「セイコーマート」を展開する「セコマ」は、グループの1200余りの店舗で来月以降も当面、無料とする方針を決めました。
国の制度で有料化の対象になっていない、バイオマス素材の配合率が25%以上の袋を使うためだとしています。
会社では当初、有料化する方向で検討していましたが、新型コロナウイルスで経済的な影響が広がる中、利用客への負担を避けるため当面、無料にするとしていて、今後の有料化の時期やレジ袋の価格については、継続して慎重に検討するとしています。
レジ袋をめぐっては、セブン‐イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手コンビニ3社は、セコマと同じく有料化の対象になっていない袋を使うものの、ごみの廃棄量削減のため、一部を除いて1枚当たり3円で有料化することにしていて、対応が分かれた形になりました。
-- NHK NEWS WEB