キャッシュレス決済のポイント還元制度が今月末に終了しますが、コンビニ大手のローソンは、来月から会社の負担で独自のポイント還元を行う方針を決めました。セルフレジで会計をした人に2%分を還元し、客離れを食い止めるねらいです。
国のポイント還元制度は、中小の店舗でキャッシュレスで買い物をすると国が負担する形で、購入額の最大5%分が還元されます。
去年10月の消費税率の引き上げにあわせて始まり、今月末に終了します。
こうした中、ローソンは来月から2か月間、セルフレジで会計をした場合、会社の負担で2%分のポイント還元を行うことを決めました。
ローソンなどの共通ポイント「Ponta」と、NTTドコモの「dポイント」の2つのポイントが還元の対象だということです。
会社によりますと、全国およそ1万4500の店舗のうち、セルフレジに切り替えているのは7500店舗にとどまっています。
セルフレジは接触の機会が減るため、新型コロナウイルスの感染防止にもつながることから、会社では今後、切り替えを急ぐ方針です。
コンビニ業界ではセブン‐イレブン・ジャパンもスマートフォン決済の「PayPay」と連携し、来月、抽せんでポイントを還元するなど、客離れを食い止めるための独自の取り組みを進める計画です。
-- NHK NEWS WEB