菅官房長官は午前の記者会見で、経済産業省が情報管理を強化するためとして庁舎内のすべての執務室の入り口を日中も施錠する措置を始めたことについて、機微な情報が多く一定のルールを設けるのは自然だとして、対応に問題はないという認識を示しました。
この中で菅官房長官は、経済産業省が情報管理を強化するためとして庁舎内のすべての執務室の入り口を日中も施錠する措置を始めたことについて、「調べて驚いたが、経済産業省には、1日に企業の方などが2000人から3000人も訪問している。そういう人たちが自由に職員の部屋に入ってくるのは自然ではない」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「経済産業省には、通商関係やエネルギー政策など機微な情報がたくさんあり、一定のルールを敷くのは自然なことだ。ほかの省庁でも、そうしたルールで行っているところが多い」と述べ、対応に問題はないという認識を示しました。
また、菅官房長官は記者団が報道各社から取材活動の制限につながるという懸念が出ていると指摘したのに対し、「取材対応のルールをことさら厳格にしたものではない。庁舎管理の見直しによって取材対応が後退することがないよう、世耕経済産業大臣が省内に強く指示したと聞いている」と述べました。
-- NHK NEWS WEB