新型コロナウイルスへの対応に当たっている千葉県の職員のうち、残業時間が「過労死ライン」とされる月100時間を超えた職員が2月以降33人に上り、中には200時間を超えた職員もいたことが分かりました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、千葉県では感染者からの聴き取りや濃厚接触者の調査、病床の確保などの対応などに追われました。
千葉県が、こうした業務に当たった対策本部や、保健所などの職員の勤務状況をまとめたところ、2月以降、残業時間がいわゆる過労死ラインとされる月100時間を超えた職員が33人に上ることが分かりました。
新規感染者の数が最も多かった4月が28人と最も多く、中には200時間を超えた職員もいたということです。
また、3か月連続で100時間を超えた職員も3人いました。
千葉県は、別の部署から応援の職員を派遣するなどして対応したということですが「長時間勤務は職員の健康や業務にも影響を与えるため、今後は応援態勢を見直すなど、負担の軽減に努めたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB