26日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日に比べて700ドルを超える大幅な値下がりとなりました。新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、市場では長期にわたって景気に悪影響を与えるという見方が強まっています。
26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて730ドル5セント安い2万5015ドル55セント。下落率は3%近くに達し、一時、節目の2万5000ドルを割り込みました。
アメリカでは、新型コロナウイルスの一日当たりの感染者の数がこれまでで最も多い4万人に迫り、市場では感染の再拡大によって長期にわたって景気が悪影響を受けるという見方が日ごとに強まっています。
市場関係者は「IMF=国際通貨基金が前日に発表した報告書で、実体経済と株価の上昇がかい離していると指摘したことも相場の重しになっている。週明け以降も不安定な状況が続くのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB