週明けの29日の東京株式市場は、アメリカで新型コロナウイルスの感染者が急増するなど、再開した経済活動に影響が出るのではないかという懸念から売り注文が増え、株価は400円以上値下がりしました。
新型コロナウイルスをめぐって、アメリカではこのところ1日当たりの感染者の数が連日、最多を更新し、感染が再び拡大することへの警戒感から先週末のニューヨーク株式市場では700ドルを超える大幅な値下がりとなりました。
また、日本でも東京都内で28日、緊急事態宣言が解除されたあとでは最も多い60人の感染が確認され、再開した経済活動への影響が出るのではないかという懸念から幅広い銘柄に売り注文が出ています。
市場関係者は「新型コロナウイルスの感染が再び広がる第2波への警戒感は高まっていて、これまで値上がりが続いていた銘柄に売り注文が出やすい状況になっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB