1日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領の初めての議会演説を受けて、インフラ投資など経済政策への期待感が改めて高まったことから、ダウ平均株価は300ドル以上値上がりし、初めて2万1000ドルを超えて最高値を更新しました。
1日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が前日にアメリカ議会で行った演説で、大規模な税制改革や1兆ドルに上るインフラ投資を表明したことで、経済政策への期待感が改めて高まり、買い注文が広がりました。
このため、ダウ平均株価は300ドル以上値上がりし、初めて2万1000ドルを超えました。
終値では、前日より303ドル31セント高い2万1115ドル55セントとなり、終値の最高値を更新しました。
市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会が3月の会合で利上げを検討するのではないかという見方から、金利の上昇を見込んで、金融関連の銘柄にも買い注文が集まった。トランプ大統領の議会演説は税制改革の具体的な内容は示さなかったが、保護主義的な政策など過激な発言が控えられ、落ち着いた口調で議会に協力を求めたため、経済政策が実現することへの期待感が高まった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB