オフィス用品の通販大手、アスクルの埼玉県内の倉庫で起きた火災で、出火場所と見られる段ボール置き場で搬出作業をしていた作業員が、「フォークリフトで段ボールを踏んだ際に、タイヤが空回りして煙が出てきた」と、検証の中で説明していることが関係者への取材でわかりました。警察と消防は、煙のあとに出た火が燃え広がった可能性もあると見て、調べています。
この火災は先月16日、オフィス用品の通販大手、アスクルの埼玉県三芳町にある3階建ての物流倉庫から火が出て燃え広がったものです。
出火から12日がたった28日、火は完全に消し止められ、警察や消防などは1日、現場で検証を行いました。
今回の火災は、1階の北西側にある段ボール置き場が激しく燃えていて、出火場所と見られていますが、当時、この付近で段ボールの搬出作業をしていた作業員が、「フォークリフトで段ボールを踏んだ際に、タイヤが空回りして後輪付近から煙が出てきた」と、1日の検証に立ち会った際に説明していることが関係者への取材でわかりました。
警察や消防などは、煙のあとに出た火が2階や3階に燃え広がった可能性もあると見て、2日も現場に入って出火原因などを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB