5日未明、静岡県吉田町にある工場の倉庫から火が出て、消防や警察によりますと中に入った消防隊員3人と警察官1人の合わせて4人と連絡がとれなくなっています。倉庫からは煙が立ち上っていて、消防と警察は消火作業を続けながら4人を捜しています。
5日午前1時半すぎ、静岡県吉田町川尻にある、日用品メーカー、「レック 静岡第二工場」の敷地内にある倉庫で火が出たと警備会社から消防に通報がありました。
消防や警察によりますと、現場に駆けつけた静岡市消防局の吉田消防署の52歳の指揮隊員と45歳と38歳の救助隊員、それに牧之原警察署の警察官1人の男性合わせて4人が、様子を調べに中に入りましたが、いずれも連絡がとれなくなっているということです。
消防隊員3人は、防火服や防火帽を身に着けて午前2時ごろ中に入ったとみられますが、現在、姿が見えず、無線にも応答がないということです。
消防では、午前7時すぎからボンベを装着した隊員が倉庫の中に入ってホースで水をかけながら4人を捜しています。
消防によりますと、倉庫は延べ床面積がおよそ7000平方メートルの2階建てで、スポンジや重曹が保管され、煙が出続けていて消火には時間がかかる見通しだとしています。
現場は、東名高速道路の吉田インターチェンジから5キロほどの、駿河湾に近い工場や倉庫が建ち並ぶ地域です。
-- NHK NEWS WEB
