ことし、海外からアメリカのニューヨークを訪れる観光客の数がトランプ政権発足の影響で、去年と比べて30万人減少するという予想がまとまり、市は300万ドルをかけて、外国人観光客の誘致に乗り出すことにしています。
これはニューヨーク市が公認する観光マーケティング会社「ニューヨークシティー・アンド・カンパニー」が、このほど発表したものです。
それによりますと、ことし1年間に海外からニューヨークを訪れる観光客は、入国審査がより厳しく行われるなどトランプ政権発足の影響を加味した結果、去年と比べて30万人減少すると予想しています。
観光客数の予想が前の年を下回るのは、2008年のリーマンショック以降初めてだということです。
一方で、アメリカ国内からニューヨークを訪れる観光客は増え続けると見ていて、国内と海外を合わせると、ことしは去年より100万人増えて6170万人に上ると予想しています。
ニューヨーク市は今月から300万ドルをかけて、イギリス、メキシコ、ドイツ、スペインを対象に広告やキャンペーンを展開し、外国人観光客の誘致に乗り出すことにしています。
-- NHK NEWS WEB