横浜市などは10日、男女合わせて20人が新型コロナウイルスに新たに感染したことが確認されたと発表しました。神奈川県では10日、これまでに12人の感染が発表されていて、新たな感染者は緊急事態宣言が解除されて以降最も多い32人となりました。
横浜市によりますと、いずれも市内に住む未就学児から60代までの男女12人が新たに感染が確認されたということです。
全員、軽症か症状がないということです。
未就学の男の子は、すでに感染が確認されている大学生のおいで、2人は今月初めの3日間会っていたということです。
12人のうち半数にあたる男女6人は、東京都が把握した感染者の濃厚接触者や、感染者がいる都内の職場に勤めているということです。
一方、神奈川県によりますと、大和市や海老名市などに住む20代から70代の男女8人の感染も新たに確認され、いずれも症状は軽いということです。
このうち、大和市に住む20代の会社員の女性と、逗子市に住む20代のアルバイトの女性は、すでに感染が確認された知人と飲食をともにしていた濃厚接触者だということです。
また、秦野市に住む30代の看護師の女性は県内の医療機関に勤めていますが、患者や同僚に感染者はおらず、この女性を含め残り6人の感染経路はわかっていないということです。
神奈川県では10日、川崎市と藤沢市が合わせて12人が新たに感染したと発表していて、感染者は32人となりました。
32人は、一日に発表された人数としてはことし5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降最も多く、30人を超えるのは横浜市がホストクラブの従業員の集団感染を発表し31人だった先月30日以来です。
NHKのまとめでは、県内で発表された感染者はこれで1683人で、このうち97人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB