新型コロナウイルスの感染が東京を中心に相次いで確認されていることについて、西村経済再生担当大臣は、NHKの「日曜討論」で、警戒すべき状況だと指摘したうえで、対策をさらに強化するため、今週にも、民間企業や大学などにデータの提供を呼びかける考えを示しました。
この中で、西村経済再生担当大臣は、現在の感染状況について、「感染経路不明の割合が増え、全国でも、少し拡大が見えてきているので、警戒感を持って対応しなければいけない状況だ」と述べました。
そのうえで、「楽天やソフトバンク、地方の大学や多くの一般のクリニックでも抗体検査を行っており、幅広くデータを集め、全国の研究者の知恵を結集して、次なる波に備える対策をより進化させていきたい」と述べ、これまでの対策を検証し、さらに強化するため、今週にも、民間企業や大学などにデータの提供を呼びかける考えを明らかにしました。
一方、西村大臣は、今週、決定する予定の「骨太の方針」について、「頻発化、激甚化する災害への取り組み、すなわち国土強じん化、防災・減災も、国民の命、財産を守るという観点から、もう一つの大きな柱として、位置づけたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB