12日午後、兵庫県姫路市の集合住宅の1室で、この部屋に住む24歳の女性が倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。警察は状況から女性が殺害されたとみて捜査しています。
12日午後1時半ごろ、姫路市白浜町の集合住宅で、2階の部屋に住む会社員、田口朱音さん(24)が腹から血を流して倒れているのを駆けつけた救急隊員が見つけました。
田口さんは病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。
警察によりますと、一緒に暮らす6歳の息子が、「お母さんが血まみれで死にそう」と近所の人に伝え、消防に連絡が入ったということです。
これまでの調べで、田口さんの腹には2か所の刺し傷があり、近くには凶器と見られる包丁のような刃物が落ちているのが確認され、警察は自宅で殺害されたとみて調べています。
息子は「お母さんが誰かに怒られていた」と話していて、警察によりますと、これまでに田口さんから複数の男性とのトラブルなどについて相談が寄せられていたということです。
警察は、殺人の疑いで不審な人物の出入りがなかったかや、トラブルの内容などを詳しく調べています。
現場は姫路市南部の、瀬戸内海に近い工場や住宅が集まる地域です。
-- NHK NEWS WEB