新型コロナウイルスの感染拡大で需要が高まっている消毒液について、化粧品大手の資生堂は来月から一般向けの販売を始めることになりました。
資生堂は、国の要請を受けてことし4月から医療機関向けに、手が荒れにくいとされる成分を配合した消毒液を、月に10万リットル生産しています。
会社は、当初、医療機関への供給を優先するため、一般向けには販売しないとしていました。
しかし、頻繁に消毒液を利用する人などから、一般にも販売してほしいという要望が相次いで寄せられたため、一般向けの販売を始めることにしました。
まずは、来月上旬から東京都内のドラッグストアなどで販売を始め今後、販売する地域を拡大することも検討するとしています。
消毒液の生産は、資生堂や日用品大手の花王のほか、酒造メーカーのサントリーも消毒液の原液を製造するなど異業種からの参入も相次いでいます。
-- NHK NEWS WEB