先月、開幕したJリーグの試合で、中継映像を配信できないトラブルを起こした動画配信サービス「DAZN」を運営するイギリスの会社が都内で記者会見し、利用者に陳謝するとともに再発防止策を説明しました。
動画配信サービスのDAZNは、Jリーグとの間で今シーズンから10年間、リーグ戦の全試合を配信する契約を総額2100億円で結んだイギリスの会社、パフォームグループが運営するもので、開幕日の先月25日と26日に中継映像が配信できないなどのトラブルを起こしました。
DAZNのジェームズ・ラシュトンCEOは2日、都内で記者会見し、「責任を重く受け止めており、すべてのファン、関係者の皆様に深くおわびします」と陳謝しました。
そのうえでトラブルの原因について、複数の試合の終了時間帯が重なったことから「見逃し配信」と呼ばれる録画映像を配信するシステムで、終了直後から配信する処理が集中し、障害が発生したと説明しました。
これを受けて会社は、システムの処理を分散させる対応や、システムのバックアップ態勢を強化したとしています。また、中継映像を見ることができなかった利用者に対しては、2週間の無料視聴期間を提供するとしています。
-- NHK NEWS WEB