成田空港では、新型コロナウイルスの影響で2本の滑走路のうち1本が閉鎖されていますが、国内線の便数が回復してきたことなどから、成田空港会社が運用を再開する方向で調整を進めていることが明らかになりました。
成田空港ではことし4月、開港以来初めて、利用者の急激な減少を理由に2本の滑走路のうちの「B滑走路」が閉鎖されました。
国際線の運航は依然として厳しい状況が続く一方、国内線は緊急事態宣言が解除されて以降、航空各社が便数を徐々に増やしていて、国土交通省によりますと、今月初めには先月初めと比べて、1日平均で往復250便以上増えたとみられています。
成田空港でもLCC=格安航空会社による運航が回復していることなどから、空港会社が、今月23日からの4連休を前に、B滑走路の運用を再開する方向で調整に入ったことが関係者への取材で分かりました。
ただ、このところ首都圏を中心に新たな感染者の数が増えているため、空港会社は、航空各社がさらなる便数の増加に踏み切るかどうかを見極めたうえで運用を再開するかどうか最終的に判断する見込みです。
-- NHK NEWS WEB