13日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、一時、大幅に値上がりしましたが、カリフォルニア州が新型コロナウイルスの感染再拡大で規制を強めると発表したのを受けて売り注文が急速に広がり、結局、小幅な値動きにとどまりました。
週明け13日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて10ドル50セント高い2万6085ドル80セントでした。
この日は新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から製薬大手ファイザーが大きく買われるなど、当初、買い注文が増加し、ダウ平均株価の値上がり幅は一時560ドルを超えました。
ところがカリフォルニア州が感染再拡大を受けて経済活動への規制を強めると発表すると、景気の先行きへの懸念から売り注文が急速に広がりました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は大幅に値下がりし、終値は先週末に比べて2%を超える下落率を記録しています。
市場関係者は「カリフォルニア州は経済規模が大きく景気の先行きへの懸念が広がった。いずれにせよ感染再拡大で先行きへの不透明感が強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB