神奈川県内では15日、新たに41人の感染が明らかになりました。5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降、最も多くなリ、県内で1日に発表される感染者が40人を超えたのは44人だった4月18日以来およそ3か月ぶりです。
神奈川県によりますと、平塚市や厚木市など5つの市に住む20代から50代の男女合わせて10人の感染が確認されました。
10人のうち6人は20代で、このうち平塚市に住む学生の女性は今月5日に集団感染が発生した東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演を鑑賞していて、一緒に訪れた都内に住む友人も感染したということです。
平塚市に住む別の20代の女性は、今月3日に都内の友人と会ったあとに発熱の症状が出て、13日にこの友人から感染したことを知らされ、検査を受けたということです。
また、横浜市によりますと、いずれも市内に住む10代から80代の男女12人が新たに感染したことが確認されたということです。
このうち、20代の看護師の女性は市内の医療機関に勤めていて、今月11日に症状が出たあとも、マスクを着用して勤務していたということです。
病院では、同僚の職員や担当した患者など50人余りを検査していますが、これまでに48人の検査が終わり、今のところ感染した人はいないということです。
15日発表された12人のうち、5人は感染経路は分かっていません。
さらに相模原市によりますと、いずれも市内に住んでいて、都内の福祉事業所で運転業務に就いている50代の男性と、県内の企業に勤める40代の女性、それに都内の大学に通う20代の男子大学生の3人の感染が新たに確認されたということです。
3人とも症状は軽く、感染経路はわかっていないということです。
このほか藤沢市も、市内に住む20代の会社員の女性が新たに感染が確認されたと発表しました。
市によりますと、女性は今月5日に発熱やせきなどの症状が出て、その後、検査したところ、15日、感染が確認されたということです。
女性は、発熱の症状は風邪のためだと思って薬を飲んだうえで、5日間ほど公共交通機関を使って都内に通勤していたということです。
また茅ヶ崎市は15日夜、子ども2人が新型コロナウイルスに新たに感染したことが確認されたと発表しました。
一方、神奈川県は今月13日に感染が確認されたと発表した山北町に住む女性について、検査に間違いがあり、実際には感染していなかったことを明らかにしました。
NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は、これで1826人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB