法改正であおり運転が厳罰化された先月30日、東京都内であおり運転をしたとして会社員が書類送検されました。
書類送検されたのは、東京 江戸川区に住む42歳の男性会社員です。
警視庁によりますと、先月30日、江戸川区南葛西の環状七号線で1キロ余りにわたって、前を走る車との車間距離を詰めて警笛を執ように鳴らすなど、あおり運転を行った疑いが持たれています。
相手の車を停止させ、運転していた20代の男性に詰め寄っていたところ、近くにいた人が110番通報したということです。
みずからの車のドライブレコーダーに一連の映像が記録されていました。
調べに対し、「初めに相手の車が車間距離を詰めてきたと思い、カッとなってしまった」と供述し、容疑を認めているということです。
当日の先月30日に道路交通法が改正され、これまで法的に定義されていなかったあおり運転が「妨害運転」と規定され、罰則が最高で5年以下の懲役、または100万円以下の罰金となったほか、行政処分による免許取り消しの対象となっていました。
この規定が適用されて、あおり運転が検挙されるのは初めてだということです。
警視庁は、都内各地の高速道路や一般道であおり運転の取締りを強化しています。
-- NHK NEWS WEB