神奈川県や横浜市などは17日男女合わせて27人が新型コロナウイルスに新たに感染したことが確認されたと発表しました。17日県内で発表された新たな感染者は合わせて43人で、3日連続で40人を超えました。
横浜市によりますと、いずれも市内に住む10代から60代までの男女14人が新たに感染したことが確認されたということです。
このうち、20代の女性は市内の特別支援学校に勤める非常勤教諭で、今月7日に熱が出ましたが、その後平熱に戻ったため、16日感染が確認されるまで合わせて5日間、勤務をしていたということです。
教諭は、給食の時間にはマスクを外していましたが、児童や生徒とは離れて食事をとっていたということです。
市は濃厚接触者の確認を進めています。
また、女性1人は、集団感染が発生した東京 新宿区の劇場で複数回、舞台公演を観賞したと話しているということです。
発表された14人のうち、6人が都内の職場で感染者がいたり、感染した知人と都内で会食するなどしていて、東京で感染したとみられるケースが目立っています。
6人は感染経路が分かっていないということです。
一方、神奈川県によりますと、新たに感染が確認されたのは10代から60代の男女8人で、秦野市に住む60代の女性は中等症で入院していますが、ほかの7人は軽症だということです。
このうち、平塚市の50代の女性は、今月14日から発熱などの症状を訴え、17日感染が分かりました。すでに同居する家族3人の感染が分かっていて濃厚接触者だということです。
この女性以外の7人は感染経路は分かっていないということです。
さらに横須賀市によりますと、市立小学校に通う10代の男子児童と、70代の女性の感染が新たに確認され、2人とも軽症だということです。
男子児童は15日下校したあとに熱が出て、16日学校を休んで検査を受け、17日感染が確認されたということです。
市は、この小学校を今月20日まで臨時休校として施設の消毒を行うとともに、男子児童のクラスメイトや教職員については保健所の調査で濃厚接触者とされた人は検査することにしています。
70代の女性は、すでに感染が確認された家族から感染したとみられるということです。
このほか、藤沢市も市内に住む20代の大学生の男性と40代の無職の女性、それに50代の会社員の男性の合わせて3人が新たに感染したと発表しました。いずれも症状は軽いということです。
このうち20代の男性は、今月11日から発熱やせきなどの症状が出ていましたが、大学の授業はリモートで受講していてキャンパスには通っておらず、50代の男性は主に在宅勤務をしていて今月9日に悪寒やけん怠感の症状が出ましたが、症状が出る前日までの2日間北海道に出張していたということです。
40代の女性は感染者の濃厚接触者ですが、ほかの2人の感染経路は分からないということです。
県内で17日発表された新たな感染者は43人となり、3日連続で40人を超えました。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1917人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB