長野県は東京から県内に帰省した大学生など2人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
県内の感染者はこれで83人となりました。
長野県によりますと、新たに感染が確認されたのは筑北村に住む20代の会社員の男性と、東京から松本市内の実家に帰省していた20代の男子大学生です。
このうち筑北村の男性は、15日にけん怠感や発熱の症状が出て、16日になって味覚にも異常を感じたため検査を受けた結果、陽性が確認されました。男性は今月10日から13日にかけて愛知県に滞在していたということです。
また、もう1人の男子大学生は今月13日に東京から帰省し、16日、頭痛などの症状が出たということです。
いずれも県内の医療機関に入院していて軽症だということです。
県は、2人とも県外で感染した可能性が高いとみて行動歴などを詳しく調べています。
2人の濃厚接触者は合わせて7人が確認されていて、検査の結果、全員陰性だったということです。
県は「首都圏や関西でも感染者が増えている。移動にあたっては行動に配慮し、手洗いなど基本的な感染予防に努めてほしい」と呼びかけています。
県内の感染者は、これで83人となりました。
一方、16日に感染が発表された長野市に住む警察職員の男性の濃厚接触者6人は、市によりますと検査の結果、全員陰性が確認されたということです。
-- NHK NEWS WEB