神奈川県内では18日、新たに男女合わせて49人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。47人だった16日を上回り、緊急事態宣言が解除されて以降では最多となりました。
県などによりますと、神奈川県内では18日、新たに男女合わせて49人の感染が確認され、このうち重症は1人、中等症は4人、残る44人は軽症か無症状だということです。
このうち横浜市では、いずれも市内に住む保育士や大学生を含む10代から70代の男女16人が新たに感染したことが確認されたということです。
このうちの1人は集団感染が起きた東京・新宿区の劇場で舞台公演を観賞していたほか、30代の男性は感染が確認されている愛知県のユーチューバーと接触したと話しているということです。
この2人を含む11人は感染経路が推定されるということですが、あとの5人の感染経路はわかっていないということです。
また川崎市によりますと、いずれも市内に住む10代から70代までの男女16人の感染が新たに確認されたということです。
このうち、幸区に住む70代の女性と高津区に住む20代の会社員の男性は家族や知人に感染者がいるということですが、そのほかの14人は感染経路はわかっていないということです。
また相模原市によりますと、いずれも市内に住む20代と40代の男女5人の感染が新たに確認されたということです。
このうち40代の看護師の女性と20代の会社員の男性は県内ですでに感染が確認された人の濃厚接触者だということです。看護師の女性は市内の病院に勤めていますが、濃厚接触者の患者2人を検査したところ陰性だったということです。
またいずれも20代の会社員の男性とアルバイトの男性は今月15日に感染が発表された相模原市内に住む20代の男性の濃厚接触者だということです。
さらに神奈川県によりますと、県内に住む20代から60代の男女12人の感染が新たに確認されたということです。
このうち大和市に住む30代と40代の女性3人は集団感染が起きた東京・新宿区の劇場で舞台公演を観賞していたということです。
また、小田原市と大井町に住む50代の男女は、これまでに複数の感染者が確認されている静岡県熱海市のカラオケを伴う飲食店を利用していたということです。
県によりますと、残りの7人の感染経路はわかっていないということです。
県内の1日の感染者が40人を超えるのは4日連続で、47人だった16日を上回り、緊急事態宣言が解除されて以降では最多となりました。
NHKのまとめでは神奈川県内で発表された感染者はこれで1966人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB