千葉県内では、集団感染が発生した浦安市の病院の入院患者など、10代から80代の男女32人が新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されました。
千葉県などによりますと、感染が確認されたのは10代から80代の男女合わせて32人で、県内で1日に発表された感染者数としては緊急事態宣言が解除されて以降、今月16日と並び最も多くなりました。
このうち市川市の70代男性は16日、意識がない状態で倒れているのが見つかり、搬送先の医療機関で検査が行われたところ感染が確認されました。
家族には仕事先に向かうと伝えて家を出たということで、県は男性が倒れた原因と感染との関係は分かっていないとしています。
浦安市の10代女子児童は家族の感染が判明したことから検査が行われ、その結果陽性だったということです。今のところ症状はないということです。
児童が通う小学校は18日と19日、学校を立ち入り禁止にしたうえで消毒を行いますが、週明けの月曜日からは休校の措置は取らないということです。
いずれも市川市に住む20代の会社員女性2人は、出演者や客などの感染確認が相次いでいる東京 新宿区の「新宿シアター モリエール」でそれぞれ舞台を鑑賞していたということです。
この舞台の観客で感染が確認された人は県内では合わせて7人となりました。
集団感染が発生した「タムス浦安病院」では、今月11日から13日にかけて入院患者などを対象に行われた検査では陰性だった80代の入院患者の女性に16日、発熱などの症状が出たため検査を行ったところ、感染が確認されました。
この病院に勤務するいずれも20代の理学療法士の男性と言語聴覚士の女性は、感染が判明した人と接触していたことから検査が行われ、感染が確認されました。この2人に症状はないということです。
この病院の入院患者や職員で感染が確認されたのは合わせて34人となりました。
これまでに千葉県内で感染が確認された人は合わせて1267人となっています。
-- NHK NEWS WEB