神奈川県内では19日、横浜市や川崎市などで、新たに男女合わせて30人が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。
19日横浜市では、非公表の人も含めて、20代から70代の男女19人の感染が確認されました。
このうち50代の男性は、横浜市の資源循環局中事務所に勤務する職員で、今月14日に発熱があり、18日陽性と確認されましたが、軽症だということです。
男性はゴミの収集や運搬の担当でしたが、先月上旬からは事務所内で業務を行っていて、症状が出た前後は収集や運搬を行っていないということです。
現在、職場の12人が濃厚接触者として自宅待機になっていますが、全員症状はないということです。
また、40代の幼稚園教諭の女性の感染も確認され、勤務している市内の幼稚園は20日から当面、休園するということです。
横浜市で感染が確認された19人のうち、感染経路がわかっていないのは14人となっています。
川崎市では10代から50代の男女5人の感染が確認されました。
いずれも軽症で、20代の大学生の男性と40代の会社員の男性2人は感染経路がわかっていないということです。
また、藤沢市によりますと、20代から50代の男女3人の感染が確認され、いずれも症状は軽く、感染経路はわかっていないということです。
このほか、秦野市と大和市の50代と60代の男女3人の感染が確認されました。
このうち50代の施設職員の女性は、平塚保健福祉事務所管内の福祉施設に勤務していて、60代の女性は同じ施設の利用者だったということです。
2人は、この施設で、すでに感染が明らかになった別の利用者の濃厚接触者だということで、県では感染の広がりがないかを調べています。
県内で19日明らかになった新たな感染者は30人で、NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は、これで1996人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB