神奈川県内では20日、新たに男女合わせて11人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたことが発表されました。
横須賀市によりますと、市立中学校に通う男子生徒と、20代の男子大学生、それに30代の会社員の男性の3人の感染が新たに確認されたということです。
このうち男子生徒は、今月17日に感染が確認された市内に住む男子児童の姉と同じ中学校に通っていて、感染確認の2日前に児童の自宅で過ごしていたため検査をし、感染が分かったということです。
男子生徒に症状は無いということです。
市は男子生徒の通う中学校を今月26日まで臨時休校として施設の消毒を行うとともに、保健所の調査で濃厚接触者とされたクラスメイトや教職員は検査することにしています。
30代の会社員の男性と20代の男子大学生は、いずれも軽症で感染経路は分かっていないということです。
また、横浜市と相模原市、それに神奈川県は、それぞれ2人ずつ、合わせて6人の感染が新たに確認されたと発表しました。
横浜市の40代の会社員の女性は、都内の会社に勤めていますが、今月14日から発熱やせきなどの症状が出たあとは出勤していないということです。
平塚市の20代の会社員の女性と座間市の30代の会社員の男性は、相模原市内の医療機関で受けた抗原検査で感染が確認されたということです。
この6人はいずれも軽症で、感染経路も分かっていないということです。
このほか、川崎市と藤沢市もそれぞれの市内に住む合わせて2人の女性の感染が新たに確認されたと発表しました。
川崎市の女性は、都内の美容関係の会社に勤め、接客もしていましたが、勤務中はマスクをつけていたうえ、症状が出てからは勤務していないということです。
藤沢市の女性も含め2人は軽症で、感染経路は分かっていないということです。
20日、県内で発表された新たな感染者は11人で、NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者はこれで2007人となり、このうち98人が死亡しています。
-- NHK NEWS WEB