ことし1月、香川県多度津町の造船会社の工場で、ガス管のバルブが数か所開けられ、敷地内の看板に「爆弾を仕掛けた」などと書かれているのが見つかった事件で、警察は工場内で勤務する18歳の少年を威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
ことし1月、香川県多度津町にある今治造船の工場で、ガス管のバルブが数か所開けられ、敷地内にある3枚の看板に「爆弾を仕掛けた」などと書かれているのが見つかりました。
不審物は見つからず、警察はバルブや看板が部外者の立ち入りができない場所にあることから、工場の関係者から話を聴くなどして捜査を進めてきました。
その結果、今治造船の下請け会社で働く香川県善通寺市の18歳の配管工の少年が事件に関わったとして、2日、威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、少年はこの工場で配管や溶接を担当し、事件のあともふだんどおり出勤していたということです。調べに対し、「バルブを開けたら火を使った時に爆発すると思ってやった」などと容疑を認めているということで、警察は詳しい動機などを調べることにしています。
-- NHK NEWS WEB